2015/04/27

J.Herbin "1670 Blue Ocean (with gold particles)"





J.Herbin "1670 Blue Ocean (with gold particles)"    
        
            (金が目立つように誇張して、だいぶ斜に撮っている)





即決して失敗。だったかなという気はする。

以前のゴールド無しバージョンのサンプル試筆跡が無い(あるいはどこかに埋もれている)ため、
色味の比較が出来ないが、「以前より一層、紫がかって」見える。
(なぜかうちのポンコツカメラでは、この紫っぽい色味が出ない。実際より青っぽく写っている)

欧米の「ブルー」がしばしば私(生粋日本人)には紫の要素が強過ぎて見えることがあるけど。
好きじゃない青だわ。
やっちゃったわ。
以前も紫が強いと思ったのを「ゴールドが入りました!!」で、きゃーって(阿呆だな)。


グレーがすこぶる使えるから。
レッドより汎用性の高いグレー(実質ブラック)にメタル入れたらバカ売れ=「よし、ブルーにも入れよう!」
エルバンの変わり身の早さは偉いと思うけど(というか初めから入れとけ)、
パッとしないベースの色は変わらなかった。。。この際ベースの色味もゴールドに合うものに変えてほしかったね。



そして金粉濃度、明らかにグレーより低い。これも敗因だろ。
グレーの金粉はレッドの金泥と全く粘度が違うサラサラだが、ブルーはより一層サラサラ(薄い)。
試しに同時に買った2本目のグレーのボトルと比較してみた。




1670 "Stormy Gray"  /  1670 "Blue Ocean"





       数秒後。



ひっくり返した時点で、瓶底の金粉の薄さは明白だけど。

個体差?欠陥商品? いや、たぶんこれが本来でしょう。


グレーの金粉、クセ者で、かなり詰まる。
全構造丸見えのペリカンのデモンストレーターに入れてるので、どこにどう詰まっているか、何が原因でインクが出ないか、は了解できてその都度なんとかしてるけど(「スケルトン」と言っても首部分の内部構造が見えない物も多い)、
見えてないペンで使ってたら「出ねえよ!どうなってんの!?」前代未聞のストレスマックスインク。

レッドは「しばらく使ってないと、あるいはしばらく使っててもペン先にベットリ」ヤバい系だけど、
グレーは「使用中に詰まって出ないんだけど!?ハァ!?」系。
そんで、ブルーは「じゃあ、詰まらない程度に減らしとけ」系??
テキトー。ええんか、まあええんやろ、腐乱す人。


金粉多かったらまだしもやけど、色味好かん上に金も少ない、いうたらええとこなしやね。。。
そんで、エルバンのスタンダードインクにしばしば見られる「ウェット過ぎ」、
滲みますな。。。グレーもレッドも滲まへんよ。。。




       feathering



いらんもん買うた。。。。


まだしも「グレーの金粉減らさないでいてくれてありがとう」かな。
クレーム受けて減らしたら買うたれへんで。(よそのどっかのクソッタレメーカーみたいにな)


ttm











2015/04/25

届いています。





           







            訳あってこういう買物もしています。








            J.Herbin  "1670 Blue Ocean (with gold particles) "



エルバン1670 Blue Ocean、ニューバージョン。今度は金粉入り。即決。

"Stormy Gray"も底をつきかけているので買っときました。



頭痛がひどいので今日はダウン。  
   
ttm











2015/04/09

今日は蔵前。




Kakimori Customised Notebook  カキモリ @蔵前






裏面





リングノートは範疇外(書く時にリングが手に当たってストレス)、
作りとかたたずまいとか「全然テイスト違いやな」&「文具ヲタクのニオイ満載感」に拒否反応、
今まで目に入っても完全スルーだった。

が、なんかちょっと魔がさしてHP初めて見てみた。

ら、思ったより安いし、
「複数の紙を一冊に挟める(いっぺんに試せる)」というおいしい事実を知ったので、にわかにその気になった。



ノートはアパレル、紙質良くても外見悪けりゃ持てない(マジでテンション下がる)
ので、時に裏抜けダダ漏れスキンも買うし、
ペン先が滑り過ぎるきらいがある帳簿用紙の美篶堂、
それよりマシとはいえやはり滑り感が気になるロディア/ウェブノートとかクォヴァディス/アバナとかを買っても、正直紙質にはあんまり納得していない。

描き用の紙には超神経質でクソ高い紙でも平気で買うが(実際全く筆致が違って「描ける、描けない」の瀬戸際を行くので、洒落にならない)
筆記用の紙は二の次、「書けない」に至るような話ではないし、筆記の紙にこだわるのは趣味性が高い=私にとっては「伊達や酔狂」の世界に近い。
つまり「デザイン性=私にとってこちらのほうが生理的死活」に負ける話になってくる。


が、手詰まりです。
もう大体手に入る無地ノート買って使いました。同じノート使いたくない症候群。&実は紙質に不満。


もう少し抵抗感のある「書いてる感じがする」紙質が好きなのよ、本来。
常用に愛用しているクロッキーブックもかなりラフ(ザラザラ)、力入れても抵抗感があって心地良く描ける(他のは滑って力が入らない)。
たまにケント紙使っても続かないし、和紙とか版画用紙(超ラフ)を好むし、
まあそんなこんなで蔵前だ。








なんとなく罫線入りしかないと思い込んでたけど、無地あるし(つか無地のが安いし)。

実はリングノートのほうが360°見開く(折り返して片面だけにできる)から書き易い。
B5だとなおさら。折り返せないとB5見開きの大きさが厳しい場面が多い。
のでリング式が断然使いやすい。「そのリングが手に当たる」ストレスさえ無ければ。
で、上下だけリングを選んだんだけど、上下だけでも手、当たるよね、書く時ね
まあ半減だからいいのか


同じく、お上品に机でゆったり書くシチュエーションばかりではないので(というか圧倒的にそういう場面のほうが少ない。移動中やカフェの狭いカウンター、出先のテーブルの無いソファ、ベッドの中、時に街中で立ちながらとか)、表紙はなるべく硬いほうが良い。フニャフニャだとそういう場面で厳しい。

横になりながら書く人は承知だと思うが、「万年筆を使う理由」の一つもそこにある。
ボールペンだと少しでもペン先が上向きになるとインクが出なくなって書けない。
(昨今のボールペン事情は知らないので上向きでも書けるものが出回ってるのかも知れないが)
同様に「寝ながら(多方向)書き」に耐えるノートはハードカバー、という選択。







なんとなくブラック&レッドの心づもりで行ったがあいにく赤い表紙がクソ高いのしかなく、
なんか「リングノートにそこまでカネかけたくないな〜」
で、両面ボール紙のグレー&ブラック、ゴムバンドのレッドでアクセントにした。
(「中紙を抜いて表紙を再利用できる」という売りだが、カバー式のノートが貧乏臭くて嫌いなのと同様、論外。抜いたあとの書いた紙の束、どうすんのよ。ファイルにでも束ねるの?色気無い)

なんか「赤いゴムバンド以外は◯印みたいやな」な事実に、帰りにカキモリ最寄りのカフェで見てガクゼンとしたけどね。





        Bank Paper / OK Fools / Tomoe River / Conqueror Laid



しかし中身はこう見えて、4種盛り。
(バンクペーパー/OKフールス/トモエリバー/コンケラーレイド)
一応全部試し書きしてコンケラーは没だったんだが、候補の『ユポ』つう合成紙が全くインクを吸わない(万年筆、無理)ということを店員さんに忠告され&コンケラーをすすめられ


書き味次第でリピートするや否や。後日。
(しかし角張った表紙といいリングといい、たとえ中紙が良くても「値段の割に安い感」はどうあがいても避けられない気がするのです私の表紙セレクトに問題があったことを差し引いても)





オマケ

蔵前と言えば、「ペリカンの蔵前」






ペリカンと言ってもこちらのペリカン。
フツーなのにおかしなくらい旨い。異常に美味しい普通。
午後遅れて行くと泣きを見る(売切れてる)とかはザラ。今日はしっかりノートより先にゲット。






そしてついでにアンビカトレーディング(カキモリの至近だった)
=コアなインド食材専門店。昔は和食始め各国料理、特に南インド料理はコンスタントに自作していたのでたまにお世話になっていた。
今はほとんど自炊しないのでちょっとだけ。相変わらずレジのインド人のお姉さんの愛想が良い(毎度違う人だけど)。




もぐもぐペリカンを食べながら(なんか前より塩辛い気が。。おれが歳なのか。。) ttm