2015/02/25

Graf von Faber-Castell "Moss Green"





      Graf von Faber-Castell "Moss Green" &  Faber-Castell Pencil




完全にファーバーカステル伝統の鉛筆のボディの色を意識した緑。
うちにファーバーカステルの鉛筆無くて、大昔に愛用していたペンシルを発掘したので並べてみた。
(現在筆記には万年筆しか使わないが、学生の頃はこういうのも使っていたのね)


同じ色よ。すげー。ここまで忠実だから意識してないワケないよね。

たぶんファーバーカステルの鉛筆の緑色を、日本の三菱とかもマネしてんのよね、
元祖じゃないかな。クラシックな緑色鉛筆の(マニヤじゃないので確かなことは知らんが)。


ずべこべはいいけど、発色が凄いから(深いのに鮮明/濁り、無し)他の色も買うことにした
(無論カートリッジ)。


ttm







2015/02/21

Pilot Iroshizuku "Kirisame"






      ink : Pilot "Kirisame" (パイロット/色彩雫『霧雨』)
      paper : Awagami Factory "Hosho"(奉書紙)










      ink : Pilot "Kirisame"
      pen : Pilot Parallel Pen (6.0mm)













2015/02/10

丸川商店 『百人帳』




            Marukawa Shoten "Hyakunin Cho"




松坂木綿、正藍染めの布張り表紙、A5、無地のみ。

表紙パターンはいくつかある中で、
「ノートの罫線や方眼」を生理的に受けつけないのと同様、
「規則的なチェック」「規則的なドット」「規則的なストライプ」を嫌悪しているので
(クレイジーチェック、ランダムなドット、そして不規則な縞模様=矢鱈縞はOK)
これを選んだ。


基本、ストライプは好きなのよ、ランダムに限るけど。
(ちなみに「ボーダー」は大嫌い。その心性に関しては論文書けるくらいの考察・持論をものしている。
簡単に言うと、「ボーダー(横縞)=均衡/安定/静止」、「ストライプ(縦縞)=落下/上昇/動的」。
直訳すると『ボーダー=野暮、ストライプ=粋』。
というわけでボーダー嫌い、「ボーダー好き人間」とは基本ハナシが合わない)


とあるショップでは「父の日ギフト」にカテゴライズされていたが、
「美意識」とはかけ離れた、貧相で紋切りな通俗観念しか持ち合わせていないらしい。
紺地の着物は、オッサンがそれなりに着てもそれなりだが、妙齢の女性が着て色気があるものだ。
そういう情緒が一般的に失われて久しい哀しい日本だよマジで。


さておき
2700円と、A5ノートにしてはかなり高い部類
(海外メーカーの正規輸入品も近い値段だが、「自国値段」はもっと安い。から、国内生産品価格としては確実に高い)
円安で、必要な無地ハードカバーノートを海外通販でゲットするにも安くはない状況だから、
以前なら「一ヶ月の消耗品には高過ぎる」と敬遠した価格ながら範疇に入ってきた。

200頁(100シート)とページ数が若干多め(大体ハードカバーノートは190頁前後/未満が多い)、
書籍用紙とかや、全く裏抜けのない、薄くも厚くもない良い塩梅の白い紙が表紙の藍染めに合っている。








しかし見開きは、期待したよりよろしくない。
「製本にこだわった」とあったので「美篶堂か?」と勝手に思っていたのだが、
「背表紙を支点に開いて持つと、『への字』に柔らかく全開する(つまり180度オーバーに軽やかに開く)」快楽の美篶堂綴じからはほど遠い堅さ、で、これが唯一の難点。


しかしまあ、美しいわ。





            美しいから接写してみた。こんな布目。




ハードカバーノートヘビーユーザー的には、「綴じ、見直して出直して」(価格的にも)だけど
織元残一の重要無形文化財、失われゆく旧き良き日本情緒(特に工芸/建築)に痛切な愛惜を持つおれ的にはOKだよ
がんばっておくんなはれ、松坂。

ttm








http://www.marukawashoooten.com/hyakunincho.html
http://www.shokunin.com/jp/marukawa/hyakunin.html








2015/02/04

CANTEO Notebook







またヤられた。

『A5』(21×14.8cm)表記で買ったんですけどね、20×14.5(紙の実寸:19.4×13.8cm)。小せえよ(怒)







鉛筆とかインデックスクリップが付いてます(要らないからその分安くしてほしい)。
クリップは金属製。5コ。付箋使う場合は5コなんかじゃ足りないしね。






栞はイケてます(使わないけどね)。








ゴムバンドは縦掛けタイプと違ってペンが固定できます。
ペンが「たすき掛け」されるし、表紙と本体の紙の間に段差があるので安定性は良い。







見開きは良い。ちょっと、この綴じ部分が大丈夫かなという気がするが、まあ使ってみましょう。

192頁。MOLESKINE とかと同じようなページ数だが、小さいせいか軽く感じる。
紙質はしっかりしてるから、重量はあるんだけど、表紙が(固いけど)薄いせいかな、存在感が軽い。

肝腎の紙質:厚みはあるから大丈夫そげに見えて、けっこう裏抜けする。



吸水性は高くてインク馴染みはいいんだけど。



スイスブランドだが、Made in Korea。どこ製でも品質次第、とは言え少し拍子抜け。
Made in Chinaにありがちな強烈なケミカル臭は無い。


やや横に長いサイズ感、コーティング布地風の表情のある表紙の質感も悪くない。が、
A5(私のノート最小限度)より小さい、特に縦方向に縮むと紙面に圧迫感が出る(MOLESKINEのように縦長だとまだマシ)。
紙質もイマイチ。リピートは厳しいな。斜めゴムバンドは機能的でかっこいいんだけどね。


ttm

















2015/02/02

今日のTWSBI Mini




      TWSBI Mini (2years old)



とうとうお亡くなりになりました。
2年保ちませんでした。

キャップの開閉、クリップをノートに挟む回数が多い(日に数十回レベル)せいだろう、
これまでおシャカにした万年筆は大体、キャップ崩壊から始まった。
ペン先はまだなんとか使えるのにキャップが先にイカレた、が多い。

しかしTWSBI、これはちょっとキャップの質、モロいかもよ。クリップ接合部分の構造。
ここまで見事に崩落したのは初めて。
本体の機構はまだしっかりしてるのに、キャップ損壊で使えないってもったいない。

なんといっても本体やお尻部分のネジに付いているゴムのOリングのせいで、キャップを閉める時の柔らかに肉感的な感触がなんとも気持ち良いのがTWSBI Miniの醍醐味(書き味を二の次にしてナニだが)、以前はマジもう一本とか思いもしたが、クリップ接合部分にヒビが入り出して、「あ、これ、長くないわ」。
惜しいな。キャップが頑強ならもう一本買ってたよ、TWSBI、改善したほうが良いよー。
(おれ=サファリのキャップも1年で壊した×2、だから「サファリよりは頑強」、「サファリを壊したことのない」使用レベルの人ならほぼ問題無い強度とは言える)








そして呉からお戻りになったStipula "Bon Voyage"です。
ダメ出し1回です。先生お手数おかけしました m(_ _)m
書けるようにはなったものの、若干、本体の機構&キャップの気密性に問題があるようで前途は怪しいです。。。ダメかな。。。先生にお手数おかけしたのムダ?。。。ムダ?。。。ムダッ!?
&『1670 Gray』と激・相性悪い(詰まる詰まる出ない出ない)。。。やはり『1670 Gray』、、クセ者。。。


他の黒入れて様子見中、TWSBI Miniの後継に『1670 Gray』入れて常用したかったんダケ怒ネ。。
我が家には「まともな万年筆が届かない」という呪いがかけられているらしい。。
やっぱ、TWSBI Mini Classic買おうかな、あれカッコいいよね。。。
2年後(ペンもおれも)生きてるかなんてどうでもいいし

ttm